界面活性剤がウイルスを破壊する仕組み
- 1)エンペロープを持つコロナウイルスはゲノムとそれを取り囲むタンパク質を脂質二重膜の中に保持し、そこには、感染に必要なタンパク質も含まれています。
- 2)細胞や脂質において、これらの脂質は二枚のシートにきちんと納められていて、その尾部は内側を向いています。
- 3)石鹸分子の脂質端末は、膜内の脂質に引き寄せられます。
- 4)膜タンパク質の存在を利用して整っていた二重層を乱し、石鹸分子はウイルスの膜に入り込みます。
- 5)石鹸の量が増えると膜脂質の周りにミセルを作り、膜からタンパク質を引き剥がします。
- 6)泡や界面活性剤に触れている時間が長いほど、ウイルスを破壊する可能性が高くなります。
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