樹脂舗装

施工上の注意

施工上の注意



セフティバインダー・セフティプライマー

--- 施工上の注意 ---

ロックフロア、ストーンフロアのセフティバインダーは無黄変・高強度で粘り強い、最高級ウレタン樹脂を使用しています。しかし、バインダーの攪拌が十分でなかったり、塗装面の金コテ押さえと、金コテたたき仕上げが十分でなかったりすると必ず、施工不良の原因となります。また、コンクリート面が汚れていたり、湿っていたりすると必ず、後でハガレの原因となります。

 
●下記事項をよく読んで施工して下さい。
  • 下地コンクリート面の乾燥は十分に行なって下さい。(含水率10%以下)
  • 水が溜まる場所は水勾配をとるか、水抜き穴をあけるかして、排水処理を行って下さい。
  • 下地コンクリート面のゴミ、土埃、水垢、汚れなどはワイヤーブラシで完全に剥ぎ取って、きれいなコンクリート面にして下さい。
  • コンクリート面にひび割れがある場合はコンクリート補修材で、平坦になるよう補修して下さい。
  • 屋外に施工する場合、前日に雨が降ったら、施工できません。
  • 降雨、降雪の恐れのある場合には施工を避けて下さい。
  • 気温5℃以下のときや凍結の恐れのあるときは施工を避けて下さい。
  • 寒いときは、ウレタンバインダーが硬いので、当社専用シンナーで10%程度までは薄めてもかまいませんが、薄め過ぎは接着力不足の原因となりますので、避けて下さい。
  • 強風時には土埃が付着することがありますので、施工は避けて下さい。
  • プライマー(下地塗料)は必ず、当社専用のセフティプライマーを使って下さい。
  • 他社のプライマーの中には当社のセフティバインダーと相性の悪いものがあります。
  • 小石にまんべんなくウレタン樹脂がつくように、良く撹拌して下さい。
  • 塗装面はよく金コテで押さえ、またよく金コテでたたいて、骨材が岩状になるようにして下さい。特にロックフロアでは金コテのコテ面に小石がつかなくなるまで、よくたたいて下さい。
  • 金コテに小石がついてきたら、専用のシンナーで金コテをきれいに拭いて下さい。
--- 取扱い上の注意 ---

セフティバインダーやセフティプライマーについては吸引したり、皮膚に触れたりすると、中毒やかぶれを起こす恐れがありますので、取り扱いには下記の注意を守って下さい。

  • 火気のない局所排気を設けた場所で使用して下さい。
  • 作業中は換気をよくして下さい。
  • 作業中は皮膚にふれないようにし、必要に応じて、マスク、保護手袋を着用して下さい
  • 目に入った場合には、水で洗って、医師の診断を受けて下さい。
  • 作業中は手洗い、うがいを十分に行なって下さい。
  • 容器は密封し、直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管して下さい
  • 子供の手の届かないところに保管して下さい。
  • 残容器の処理は産業廃棄物業者に依頼して下さい。
  • 残った、残液は下水・河川・地下水などを汚染する恐れのある場所には破棄しないで下さい。

充てん用樹脂(セフティコート)

--- 施工上の注意 ---
  • 充てん用樹脂を施工する前には、必ず、表面のV溝をガラス粉で埋めて下さい。
  • 充てん用樹脂に硬化剤を0.7%~2%入れ、硬化させますが、夏場は10分ほどで硬化が始まるので、少し(1~2L)づつ、作って塗るようにして下さい。
  • 作った樹脂は完全に使い切ってから、次の樹脂を作って下さい。
  • セフティコート専用硬化剤の量は気温によって変えて下さい。 2%(5~15℃)、1.5%(15~20℃)、1%(20~25℃)、0.8%(25~30℃)、0.7%(30~35℃)
  • 硬化剤はよく撹拌してください。撹拌不足は硬化不良を起こします。
  • 水漏れ面に塗ると硬化しません。下地面の乾燥は十分に行なって下さい。
  • 気温3℃以下では硬化しないことがあります。気温3℃以下のときは施工を避けて下さい。
--- 取扱い上の注意 ----
  • 充てん用樹脂に含まれるスチレンは労働安全衛生法の第二種有機溶剤に該当し、吸引すると有機溶剤中毒その他の健康障害を起こす恐れがあります。
  • ご利用中は換気に注意し、吸引防止のため、有毒ガスマスクの使用、身体への付着防止の為の適当な保護具等を着用して下さい。
  • 目に入った場合には、水で洗って、医師の診断を受けて下さい。
  • 皮膚に付着した場合は、速やかに石鹸水で洗い落とし、痛みや外観に変化があるときは医師の手当てを受けて下さい。
  • 作業中は手洗い、うがいを十分に行なって下さい。
  • 蒸気を吸い込んで気分が悪くなった場合は、清浄な空気の場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けて下さい。
  • 充てん用樹脂は消防法の危険物第4類第2石油類、引火性液体に該当します。
  • 取り扱いは熱や火気から離れた場所で行い、保管は消防法の定める規定に従って下さい。
  • 容器は密封し、直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管して下さい。
  • 子供の手の届かないところに保管して下さい。
  • 中身を使い切ってから廃棄して下さい。
  • 残容器の処理は産業廃棄物業者に依頼して下さい。
  • 残った、残液は下水・河川・地下水などを汚染する恐れのある場所には廃棄しないで下さい。

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